ぐるーぷ31の活動に関する過去の記事

第24回 調査研究発表会報告〜消費者啓発「人生の分かれ道ゲーム」

平成29年7月21日(金)開催 エルおおさかにて、今年もぐるーぷ31の調査研究発表会を開催し、保険会社の消費者部門など27名が出席しました。これまでぐるーぷ31は、相談員の立場で、保険会社の勧誘や対応の問題点を様々指摘してきましたが、「消費者にも正しい保険知識を伝え、理解を求めなければ、保険トラブルはなくならない」という観点から、今年は初めての試みとして消費者に対する啓発「人生の分かれ道ゲーム」を提案しました。
「人生の分かれ道ゲーム」は、6人一組で行うカードゲームで、「自転車保険」と「がん保険」の2パターンを連続して行います。2つのパターンとも、はじめに保険の加入状況が決まり、その後事故や病気に遭遇する、という流れです。選択するカードは各自4枚。保険に加入する、加入しない、の選択によってその後の人生(財産状況)が変わる事を実感してもらい、残金を競いながら、保険について理解を深めます。
ぐるーぷ31は、このゲームによる消費者啓発講座を2回実践しました。
啓発講座では、ゲーム内で使われる保険用語には「難しいことばの解説」という資料をつけ、できるだけ平易なことばで、難解用語を説明しました。
また 「自転車保険」は、大阪府では昨年義務化されましたが、「義務化」と言われても実情が分からない消費者が多い中、加入状況の確認や加入方法、年齢制限などをまとめ、情報を届けました。

 
 

写真は2回の実践講座の記録から抜粋

〈人生の分かれ道ゲーム〉
1.講座の目的
・ゲームを通して保険の概念を知ってもらい、保険用語の啓発とトラブルの防止
2.道具
・専用の紙幣で各自の所持金100万円(50万円×1、10万円×3、5万円×4)
・第1カード6枚×2種類、第2カード6枚×2種類
・チームごとの結果表
・破産者カップ
3.方法
(1)一つ目の分かれ道 → 第1カード(小)で保険の加入状況が決まる。
選択肢は3つ
A フル加入/ B エコ加入/ C 加入しない
カードを引いたら、じぶんがAかBかCかをしっかり確認し、
ディーラーに保険料を支払う
(2)二つ目の分かれ道 → 第2カードで遭遇する事故や病気が決まる。
カードを引いたら、A、B、C、の該当する金額をディーラーに支払う
→残高を確認。
賠償金支払えず破産する例や、保険会社からの給付で所持金が100万円を
上回る例もある
破産しても人生は続くので、2パターンのゲームを続け、マイナス額を
残高として記載する。
4.考察
最後に各チームの最高残高と最低残高を発表し、それぞれの保険加入状況を確認する。
保険の加入で救われる例、保険をかけずに残高が多く残る例など考察

この2回の実践講座で出た質問などから、日常使うことばと保険用語との大きな乖離に改めて気づかされました。たとえば『終身』は保険では「終身保険」「終身払い」などと使われますが、日常会話で使われることはほとんどありません。また、証券に記載される保険名称と保険会社が勧めるときに使われる保険商品の愛称とが異なるため、自分が加入した保険と送付された保険証券が結びつかないという意見もありました。発表会当日は、このような意見を保険会社に伝え、保険各社の難解な用語説明についても調査結果を報告し、改善を求めました。
後半は、保険会社からも現在の高齢者に対する対応状況や啓発講座の感想などを発表してもらい、活発な意見交換を行いました。             (天辻悦子)

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(ご報告)今春、ぐるーぷ31の松尾保美代表が、平成29年度の消費者支援功労者表彰で内閣府特命担当大臣 表彰されました。保険会社などに消費者視点の重要性を提言するなど、消費者の声を長年にわたり伝え続けてきた功績が認められました。企業の消費者志向の取組みを求めてきた「ぐるーぷ31」としても、その活動が評価されたものと、一同、喜びに浸っております。会員の皆さまにおかれましては、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
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「外貨建て保険などの保険110番」のお知らせ

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コネットが新しく「エンディングノート」を作りました

葬儀研究会パラダイスが新しく「MyEndingNote私の思いを伝えます」
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消費者視点でエンディングノートの活用の仕方や書き方などをお伝えする「終活セミナー」も開催しています。
消費者団体さまからのご依頼をお待ちしております。
(冊子とセミナー費用についてはご相談ください)
連絡先:06-6311-3456 コネット事務局
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コネット第15回総会は成立・承認されました

コネット第15回総会を5月23日(土)開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
少人数での開催でしたが、会員の皆様のご協力のおかげで無事成立し、
各議題についても承認をいただきましたことを報告します。
今年度も新たな目標に向けて活動を開始します。
ご指導・ご協力よろしくお願いいたします。