ぐるーぷ31・・・保険




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  生損保研究会ぐるーぷ31が「消費者は保険の見直し方法を理解しているか」をテーマに調査研究・意見交換会を行いました。
  開催日:23年9月26日(月)午後1時から4時
  場所:エルおおさか 5階研修室
  内容: @保険の見直しトラブル4事例の報告
      A「保険の見直しに対する消費者の意識調査」アンケート結果報告
      B各社の保険見直し関連資料を比較しての報告
      C質疑応答及び意見交換会
  毎年恒例の生損保研究会ぐるーぷ31の調査研究・意見交換会ですが、今年は「保険の見直し」について調査をしました。生命保険は契約期間の長い商品ですが、生活環境などの変化により保険も見直しが必要となることがあります。しかし、ニーズに沿った見直しではなかったなどの苦情も相談現場には寄せられています。消費者は見直しについてどのように理解しているのか、保険会社とのギャップはあるのか、問題点はどこにあるのかを探るため調査研究を行い、保険会社各社との意見交換会を開催しました。遠方にもかかわらず生損保会社10社と生命保険文化センター、生命保険協会、日本損害保険協会の方々28名が参加されました。
  まず、保険の見直しトラブルの4事例を報告しました。営業担当者の不適切な勧誘行為により納得のできない保険に転換させられた。転換契約を取り消して、前の契約に戻してほしいとの苦情に対して、保険会社からは契約書面には形式上瑕疵はない、公平性を保つ観点からも転換契約を取り消すことはできないとの回答があった事例や、払済保険に変更すると特約が消滅することに対してきちんとした説明がなかったなどの事例も報告された。
  一般消費者288人に保険の見直しに関する意識調査を行ったところ、転換という言葉を聞いたことがないと答えた人は50%もおり、転換したら現在の契約は消滅することを知っていた人は40%と少なかった。また、払済保険という言葉を聞いたことがない人は54%と多く、特約が消滅することを知っていた人は17%と非常に少なかった。
  保険各社から消費者に渡される見直し資料も転換資料であることが分かりにくかったり、情報量が多すぎたり、字が小さいなど消費者にとっては決してわかりやすい書類とは言えなかった。他の見直し方法についての情報も十分提供されていないことが分かった。
  以上の報告を受けて意見交換会を行った。保険各社からは、このようなトラブル事例は多く寄せられていて、デメリットを分かりやすく明記するなど改善に向けて取り組んでいる。苦情があれば事実確認をして非があれば8年前の転換も遡り取り消す。デメリットは説明したうえで新契約を勧めているなどの報告があった。トラブルを防ぐためには営業職員の分かりやすい説明は当然のことながら、読みやすくわかりやすい資料が必要だ。消費者も保険は分からないと相手任せにせず、しっかり話を聞き、理解する努力も必要ではないか。今回の保険会社への調査報告・意見交換会が保険の見直しトラブル防止に役立つことを願って閉会とした。
            

   
 事例発表  会社の資料展示

 調査研究発表について、コネット会員の感想
 消費者がどれだけ営業員を信用し、任せているかがわかります。営業員は本当に消費者の為のプランをたてているでしょうか?
 保険会社の営業員にせまる営業実績の見え隠れする事例が多いと思いました。
 また、意識調査、各社の資料の比較表は「すごい…」の一言です。皆様のご苦労、努力に頭がさがります。
 意見交換会において各保険会社の意見の中に転換の不利益事実をしっかり説明する。があり全員の営業員に周知徹底して欲しいと感じました。また、10年も前のことを言われても…と言う意見もありましたが、消費者が、10年経過しないとわからない事にもっと疑問をもって欲しいです。
   



 ぐるーぷ31主催の生命保険勉強会が開催されました
 11月20日(土)午後1時から3時
 コネット会員を対象に生命保険文化センターの高地氏を講師に迎え生命保険の勉強会をプロボノセンターにて行いました。
 保険会社の主力商品であるアカウント型保険(積立機能と保障機能の組み合わせ保険)について保険内容を詳しく説明していただきました。
 また、銀行窓販での取り扱いが増えている一括払い終身保険の新しい情報や保険法の改正に伴う約款の改訂点など、和やかな雰囲気のなかで活発に質疑応答があり、中身の濃い勉強会となりました。



 生損保研究会ぐるーぷ31
「保険の告知について 調査研究・意見交換会」を開催しました。

    日時:7月28日(水)午後1時30分〜4時
    場所:大阪市中央公会堂
真夏の中央公会堂にて「ぐるーぷ31」は第17回目となる調査研究・意見交換会を開催しました。
今年のテーマは「保険法の改正にともなう告知」です。
保険法改正により「質疑応答義務」が規定された告知に対して調査研究発表を行いました。
13社35名もの大勢の保険会社お客様担当部署の方々が遠方よりお越しいただきました。
また、その他消費者団体の方など49名のご参加がありました。感謝申し上げます。

発表内容
@ 保険法改正にともなう告知について・・・各社の告知書面をみて・・・
A 保険金請求と診断書・・・医者の立場からみた診断書・・・
B 事例から見る保険金請求トラブル・・・告知義務違反トラブル・・・
C 質疑応答と意見交換会
保険金支払いトラブルを防止するために、保険会社には記入しやすい告知書面や、営業職員のさらなる教育に取り組んでいただきたいとの要望を伝え閉会しました。
 
熱心に発表をお聞きいただきました
 
松尾副理事長の総評



 「生損保研究会ぐるーぷ31」は(財)日本消費者協会主催の第31回消費生活コンサルタント養成講座を修了した翌年(1993年)に発足しました。
 保険関連の消費者問題に取り組んでおられたコンサルタントの先輩の指導のもとに行った「生命保険販売窓口実態調査」にはじまり、保険商品の内容や販売の実態、広告・表示などの調査・研究を行っています。
 その結果を各保険会社や消費者に伝えることにより、保険契約などのトラブル防止・解決を目指し消費者と保険会社のギャップを埋めるために活動しています。



 < 回 想 >

 (財)日本消費者協会主催の第31回消費生活コンサルタント養成講座を修了した翌年(1993年)、保険関連の消費者問題に取り組んでおられたコンサルタントの先輩海部多賀子さんの指導の下、31期生有志による生命保険販売窓口実態調査を行った。
 これが、ぐるーぷ31の初めての調査活動だった。といっても、当初は「ぐるーぷ31」という名称はなかった。会議場所を確保するために大阪府立消費生活センターに消費者団体として登録する団体名が必要となり、急遽「生保研究会ぐるーぷ31」とネーミングした。
 発足当時は、活動を継続させる気は無く(私だけかもしれないが・・・)メンバーに言われるがままに単なる連絡係として代表者名欄に安易な気持ちで自分の名前を記入してしまった。決して、メンバーから代表としてふさわしいという評価によって初代代表になったわけでなく、“とりあえず”の代表だった。
 当初15名ほどいた活動メンバーが翌年には半分になり、実働人数が4名ほどになるときもあった。このような状況でも続けてこられたのは、日本消費者協会の山田氏のバックアップや、保険業界の一部ではあるが、ぐるーぷ31の活動を支持してくれた方々がいたことだが、何よりも次々に起こる保険関連の問題に対して、メンバーが「自分たちがやらなければならない」と思う使命感だった。
 助け合いの精神から生まれ、生活のセーフネットであり、加入者の人生の一端を担うほどの大きな責任がある保険であるが、仕組みが複雑で給付条件が厳しい保険商品は消費者には分かりにくい。保険金等の不払い問題以降、ますます増えた書面類を読みこなし理解できる消費者は少ない。保険を取り巻く課題は多く、ぐるーぷ31は今後も消費者と保険会社のギャップを埋めるために活動を続けなければならない。
 昨年、代表にふさわしいというメンバーの評価によって、発足当時からの活動メンバーである山木が2代目代表に就任した。“とりあえず”の代表としては、ホッと一安心である。しかしながら早く保険関連の問題がなくなり、「ぐるーぷ31は解散!」となる日が来ることを願う。

                          
                                                    2009年7月
                                                    NPO法人消費者情報ネット
                                                    生損保研究会ぐるーぷ31
                                                    松尾 保美
 

 平成6年  [生命保険を契約するとき]
 生命保険会社に対するアンケート調査
 平成7年  [定期保険特約付終身保険の保険設計書について]
 設計書について消費者へのアンケート調査と比較調査 
 平成8年  [定期保険特約付終身保険の保険設計書について]
 設計書について消費者へのアンケート調査と比較調査 
 平成9年  [医療関連保険に関する調査―がんの扱いをポイントにー]
 医師と消費者へのアンケート調査と医療保険比較表 
 平成10年  [生存給付金付保険について]
 消費者へのアンケート調査と販売窓口実態調査
 平成11年  [あなたに合った保険商品選びー生命保険の新商品からー]
 多様化した新商品消費者理解度アンケートと新商品調査
 平成12年   [本当に安いのかな?−自動車保険(任意)より]
 消費者意識アンケート調査と販売窓口調査
 平成13年  [事例を通してみる生損保の告知義務と通知義務]
 生損保会社へのアンケート調査と消費者の意識調査 
 平成14年  [消費者が求める医療関連保険について]
 医療保険・介護保険の消費者アンケート調査と市場調査
 平成15年  [消費者が求める医療関連保険について]
 医療保険・介護保険の消費者アンケート調査と市場調査 
 平成16年  [その医療関連保険、本当に必要?]
 事例から見た医療保険の問題点、医療保険調査&アンケート 
 平成17年  [生命保険の個人情報保護は?&医療関連保険の問題点]
 個人情報事例&手術給付倍率アンケート調査・新商品比較 
 平成18年  [契約の手引で保険金の不払いは解消できるか]
 消費者への手引認知度・理解度アンケート調査

 [契約の手引で保険金の不払いは解消できるか]
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 平成19年   [変額個人年金保険の販売実態と各社発行書面を見て]
 変額個人年金保険比較調査とクーリングオフ記載、意向確認書面比較、保険金・給付金の受
 け取りについて冊子評価表 
 平成20年  [なんで出ないの?医療保険・がん保険の給付金]
 医療関連保険商品の調査比較表と契約のしおり・約款評価表 
 平成21年  消費者視点から見た広告・表示に関するアンケート調査
 TVコマーシャルから伝わるもの・広告の適正表示とは 
 平成22年  保険法改正にともなう保険の告知について調査・研究